会社員の資産運用ブログ

共働き会社員パパが米国株中心のインデックス投資信託で資産を増やす話。お金の話を中心に、子供のこと、日常の出来事も記載しています。

GPIFの年金運用益はプラス2.3兆円の黒字

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GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の報告によると、2018年度(4月~3月)の年金資産の運用実績は+2兆3795億円、運用利回りは+1.52%となりました。

GPIFとは?

 「年金積立金管理運用独立行政法人」の略称ですが、HPの言葉をそのまま使いますと、以下の通り。

厚生労働大臣から寄託された年金積立金の管理及び運用を行うとともに、その収益を年金特別会計に納付することにより、厚生年金保険事業及び国民年金事業の運営の安定に資することを目的として設立されました。

我々の公的年金の積立金を運用しているわけです。なお、GPIFは公的機関の資産運用機関としては世界最大の159兆円を運用しています。

 

年金の運用実績とポートフォリオ 

今年度の実績

 

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累計実績

 

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ポートフォリオ

 

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株式50%、債券50%とバランスファンドの見本みたいなポートフォリオになっています。2014年に現在のような株式の比率を高めました。株式比率が高いこともあって今年第3四半期は厳しい状況でしたが通期ではプラスとなったようです。

 

年金積立金の運用は超長期的に考えるべきもの

 3か月ほど前に、このGPIFの資産運用の2018年度第3四半期(10月-12月)の運用実績が▲15兆円のマイナスになったと報道されました。確かに我々の税金が15兆円も資産運用で溶かされたら怒りたくもなります。

税金を返せ!と怒る国民。一緒になってどうなっているんだ!?と叫ぶ国会議員もいました。

しかし資産運用そもそも長期的に考えるべきものであって、それこそ年金資産なんて国家運営に直結する資金ですから、それこそ超長期的に考えるべきものです。

個人資産はせいぜい30年~50年かもしれませんが、「国家100年の計」というように100年後、その後も持続可能な運営を考えなくてはいけません。

それにも関わらずたった3か月だけの運用実績だけで、野党やマスコミは散々GPIFと政府をたたきました。確かにマイナス15兆円と数値は単年度の納める保険料のおよそ半分ということですので、インパクトは大きいです。何か文句言いたいのはわかりますが、資産運用ですので一時的な数字を切り取っても仕方がありません。しっかり前提条件、資産運用はこういうこともあるなど、しっかり説明しないと誤解を産みます。まあ、あえて誤解を生ませるような報道をしているし、専門家に批判的な解説させている番組もありますがね。

 

マスコミも今回もしっかり報道すべき

前回のマイナス15兆円の運用実績の時は、税金を溶かしたとか、株式比率を上げたからリスクが大きいとか、とんでもない理由で散々たたいていたマスコミ各社にお願いしたい。通期では結果プラス2.3兆円となりましたし、+1.5%の利回りを確保しましたと報道して国民に正確な情報をぜひ伝えてほしい。

このニュース、前回ほどTVも新聞も取り上げていません。政府に都合の良いニュースは取り上げないスタンスなのでしょうか?

それともたった+1.5%しか利回りがないとは少ないじゃないか!と怒る国会議員がいてもいいと思いますが、どうなんでしょうか(笑)

年金がもらえなくなると騒いでいた国民もいるんだから、年金資産が着実に増えていることは、今こそしっかり正確に説明しいかなくてはならないのでは?

マスコミは情報は正確に、そして良い時も悪い時も公平に扱うのが本来の姿ではないかと思います。

 

それでは。

投資は自己責任でお願いします。

 

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

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