カルロス・ゴーン逮捕
こんばんは。balbal4です。
(2018/12/5更新)
ふと、携帯をみたらヤフー速報で、日産自動車会長 カルロス・ゴーン逮捕とありました。これは驚き!
「実際より少ない報酬額を有価証券報告書に記載した」ということですが、5年間で報酬が約100億円のところ、有価証券報告書では約50億円で虚偽の記載していたとのこと。
うん、悪質ですね。会社ぐるみというか総務、人事、経理ともコンプライアンスができていないとしか言えません。
しかし、まあ、こんな金額どのように処理していたのだろうか?と私は考えますが頭の良い人達がいるんでしょうね。
思い付くのは、ゴーン氏らにはコンサル料として報酬外の経費として払ったのだろうか?ということくらいです。
しかし100億と50億では全く違いますから気持ちはわからんでもないんですが、有名人だからマークされることはわかるだろうにって思います(笑)
ここから追記
逮捕のニュースから2週間ほど過ぎましたが、特捜部がリークしているおかげか、ゴーンさんが日産自動車を食い物にしてきた実態が明らかになってきましたのでまとめてみます。
1.報酬について
2010年度から2014年度までの5年間に役員報酬が年間約20億円でした、有価証券報告書では年間10億円と記載していたことが金融商品取引法違反容疑で逮捕とのこと。
よくよく調べてみると、本当はゴーンさん年間20億円もらいたかったんだそうだ。
でも日本でそんなにもらうとバッシングになるから、10億円にして残り10億円は退任後にコンサルタント料や退職慰労金としてもらう予定だったらしい。
(10億もらっていて20億もらうとバッシングを受けるって本当にそんなところ気にするのかな?もう同じじゃね?)
※なお2015年から2017年までの3年間でも30億円についても同様とみられている模様。
ここで将来の報酬であっても、この条件が確定していれば、有価証券報告書に開示しなくてはいけないよ!というのが特捜部の主張。しかしゴーンさんは適正に処理できると聞いていたとかなんとか。
この違いが今回の騒動の始まりです。
2.会社のお金の私的流用について
ゴーンさん、日産の子会社やダミー会社みたいなのを通して私的なことにお金を払わせていました。
・世界6か所にある高級住宅は日産子会社に購入させ家族が利用
(特に、ベイルート、リオデジャネイロは合わせて21億円の豪邸だとか)
・リオのヨットクラブ会員権600万円購入
・数千万円にもなる家族旅行代金
・娘の大学留学費用、寄付金
・ゴーンさんが投資で損失を出した17億円を日産に転嫁
いや、もう無茶苦茶ですね。オーナー社長ならわからないでもありませんが。
まとめ
今回の事件は側近の2名が司法取引に応じてゴーンさんを「売った」ともいわれていますが、その方々も当時は協力していたわけであっておいしい思いをしたはずです。
それが今回の事件ではゴーンさんへの注目度が高く、存在自体があまり公にならないので(名前すら覚えられない程度の時間の報道)それはちょっと違うかな?と思います。
ルノーの思惑であったり、日産の西川社長のクーデターとの報道もあり、得する人が元締めという言葉がありますが、まだまだ混乱が続きそうです。
それでは。