インデックス指数のFTSEって何?MSCIとはどう違うのか確認します
こんばんは。balbal4です。
インデックスファンドの「指数」について、以前「MSCI」についてざっくり説明させていただきました。今回はもうひとつの代表的な指数である「FTSE」について、初心者でもざっくりわかるようにまとめてみました。
FTSEとは
FTSE社は、ロンドン証券取引所と英国の金融・経済新聞社のフィナンシャルタイムズ社が共同出資して設立されたロンドンに本拠を置く、指数の構築・算出を専門に行う会社です。
FTSE社の提供するインデックスは、幅広い資産クラスを対象としており、時価総額に連動したインデックスだけでなく、投資戦略型のインデックスも提供しており、ポートフォリオのベンチマークを目的に世界中の投資家に広く用いられています。
代表的なインデックス指数
国際的な株価の水準として、ファンドやETFのベンチマークに利用されています。
よって、インデックス投資をする方々にとって、これをベンチマークにしている投資信託を購入するときは、どの国に、どの割合で投資しているのか目安になります。
全世界株式
FTSE Global All Cap Index
日本を含む、世界全体の大型、中型および小規模からなる時価総額加重指数です。
世界47カ国の株式市場より約8,000銘柄から構成され、世界の株式の投資可能時価総額の約98%をカバーしています。
※MSCIと違うのは小型株を含み、世界の98%をカバーしているところです。
先進国はこちら
新興国はこちら
また株式の上位10社はアップル、マイクロソフト、アマゾンなどすべて米国の大企業が組み入れられています。
出典 FTSE社 HPより
対象ファンド紹介
このFTSE Global All Cap Index(日本含む)をベンチマークとしおり、つみたてNISAで信託報酬が低く、純資産額も一定以上のお薦めする主なファンドはこちら。
・楽天・全世界株式インデックス・ファンド
信託報酬等 0.23% 純資産 153億円
「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」を実質的な主要投資対象とするファンドです。
最近全世界株式ファンドが数多く出てきておりますが、これ一本で世界中の株式に分散投資できるという面では管理も楽です、新興国の今後にも期待できるファンドです。
先進国株式
FTSE Developed All Cap Index
日本を含む、世界の先進国(25カ国)の株式(大型株・中型株・小型株)を対象とした株価指数を指します。MSCIと違うところは先進国に韓国が組み入れられているところです。
出典:FTSE社 HPより
対象ファンド紹介
このFTSE Developed All Cap Indexをベンチマークとしている、つみたてNISAで信託報酬が低く、純資産額も一定以上のお薦めする主なファンドはこちら。
・SBI・先進国株式インデックス・ファンド
信託報酬等0.11% 純資産額6億
※残念ながら純資産が現在では6億円しかなく、私からはお薦めとは言い難いファンドです。
新興国株式
FTSE Emerging Index
23カ国の新興国株式を対象とした時価総額ベースの株価指数のことです。
出典:FTSE社 HPより
対象ファンド紹介
このFTSE Emerging Indexをベンチマークとしている、つみたてNISAで信託報酬が低く、純資産額も一定以上のお薦めする主なファンドはこちら。
・SBI・新興国株式インデックス・ファンド
信託報酬等 0.19% 純資産 11億円
※先進国同様こちらも、純資産額が11億円と少ないため、現時点ではお薦めはできませんが、今後増加する可能性はありますので、そのあたりは個人のご判断になると思います。
まとめ
こう見ますと、FTSEよりも、MSCIをベンチマークとしたつみたてNISAファンドが多いことがわかりますね。以下参考までに。
構成国は、MSCIが47か国、FTSEが48か国でほぼ変わりません。
構成銘柄数はMSCI2480銘柄、FTSE約8000銘柄とおよそ3倍も異なります。
ただし、時価総額カバー率は、MSCI85%、FTSEは98%と銘柄数の違いが出ているわけではなさそうですので、ファンドを選ぶ時の好みのになると思います。
それでは。
投資は自己責任でお願いします。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
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