自分に最適なアセットアロケーションを考えてみよう!
投資信託で資産形成をするときに重要なのはアセットアロケーション(資産配分)を決めることです。このアセットアロケーションで運用利回りが9割決まるといわれています。
アセットアロケーションを決めてしまえば、その資産にどのような投資信託(ファンド)を何を選ぶのかはさほど重要ではないということです。
ちなみに、アセットアロケーションを具体的なファンドで構成することをポートフォリオと呼びます。
資産の配分には、株式でしたら日本株式、先進国株式、新興国株式、債券でしたら日本債券、先進国債券、新興国債券、不動産は日本REIT、先進国REITとあります。
このように資産運用をする上では、世界に分散投資するのがリスクを抑えてリターンを狙うのに一番お勧めです。
ではどのような配分でポートフォリオを決めたらいいのかわからない!
何かしら参考になるのはないの?
と言う方に今回は参考にしていただければと思います。
最適なアセットアロケーションの参考になる情報
1つ目は、世界の公的年金基金のポートフォリオを見てみましょう。
基金の運用がメインですから確実に増やしていくアセットアロケーションが組まれています。
2つ目は、証券会社やロボアドバイザーの質問に答えることです。たった、それだけで簡単に自分にあった最適なアセットアロケーションや、具体的商品でのポートフォリオを紹介してくれますので、後はそれにそって購入していくだけです。
ただし証券会社のHPは口座開設しないとサービスができない場合もありますので、具体的な診断をしたい方は開設しておきましょう。
3つ目は書籍です。著名なファンドマネージャーや、投資家の方のアセットアロケーションを参考にすると良いです。
世界の公的年金基金の状況
ここで各国の公的年金基金の状況を、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)のHPより確認してみます。
資産規模と基金の紹介
日本:年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)
GPIFは世界の年金基金の中で、運用額が一番多くその額は現在150兆円に上ります。
先日第3四半期の運用実績が公表され、年末の株式暴落の影響を受け14兆円の損失!と新聞でも話題となりましたが、長い投資期間の中でわずか3か月を切り取って報道した数値です。
長期でみれば、2001年から現在まで運用額は+56兆円増加、運用益は+2.73%と着実に増えています。損したときだけ過激に報道しますが、2015年~2017年の株価上昇の時には、そんな大々的な報道はありませんでした。
その時は運用利益を大きく増やしているのですから、そういったこともしっかり報道してほしいですよね。
米国:カリフォルニア州職員退職年金基金(CalPERS)
カリフォルニア州の公務員の公的年金基金で、公的年金の中では米国最大の運用額を誇ります。
カナダ:カナダ年金制度投資委員会(CPPIB)
設立当初、運用資産は全て国債へ投資していましたが、持続的な目標リターンの達成と資産の分散化を図るために投資対象の資産クラス、投資対象国を大幅に拡大して世界中へ分散投資しています。
ノルウェー:政府年金基金(GPF-G)
運用資金額は、日本に次ぐ世界第2位の年金基金であり110兆円となります。
将来、石油・天然ガスからの収入が得られなくなったことに備え、ノルウェー大陸棚の石油・ガス事業からの国の収入を積み立てている基金です。
運用実績について
各基金の運用リターン実績は以下の通り
直近5年間の運用は以下の通りです。
この数年は株式市場が右肩上がりでしたので、各基金ともリターンがプラスになっています。
証券会社のHPからポートフォリオを考える
ウェルスナビのHP、右下に無料診断がありますので、見てみましょう。
WealthNavi(ウェルスナビ)| ロボアドバイザーで全自動の資産運用
これは、無料診断後口座開設してそのまま投資できます。毎月1万円か自動で投資とリバランス(資産配分の変更)も行ってくれますので、便利で使いやすくロボアドバイザーでは人気No1です。
書籍を読んでポートフォリオを考える
私も読みましたが「つみたてNISAはこの7本を買いなさい」の著者であり同じく世界No1投信評価会社モーニングスターの代表取締役社長の朝倉さんは、つみたてNISAで10年以上投資をする場合は、国内株式20%、先進国株式50%、新興国株式30%をお勧めしています。
それでは。
投資は自己責任でお願いします。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
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