貯金しかしていない人と投資をしている人の金融資産格差がますます広がる
若者や新社会人、若い子育て世代の間で、「投資しようと思うけどお金がない」という声や、「生活していくだけでギリギリだから投資に回す余裕はない」と言う人は多いです。確かに少ない給料の中で、あれもこれもとできませんので、優先順位の上位に「投資」が来ない限りお金は余りません。
でも、「貯金」だけをしている人と「投資」を早く始めた人の金融格差はますます広がることを知ってほしいと思います。
投資をする人は現実世界では少ないのか?
家のローン残高やお小遣いの話、家賃の話は日常でもでます。貯金を一生懸命やっている人、保険にはたくさん入っている人(または多く払っている人)、せっせと節約している人などは日常会話からでもよくいることがわかります。
しかし「金融資産」の話は普通しませんよね。貯金している話はでますが、投資はまずでません。
<参考>
勤労者世帯の平均貯蓄額 1309万円(うち、有価証券は146万円)H27年
勤労者世帯の住宅ローン残高 1324万円
また私の職場でも「投資」は怖い、ギャンブル、損をするイメージしかないなど、まあひどい印象です。興味はあるけど実際行動にしている人は私の知る限りまだいません。退職した上司と先輩社員の2人しかいません。その2人はすでに投資をしていましたので、飲んだ時にはよく話していました。
「投資」の話をすると、興味よりも好奇の目でみられる感じです(笑)
よって会社では投資の話はしません。むしろ話すと宗教の勧誘かのように見られます。
今の世の中でも投資ってそんな特殊なのか?
会社の方は、当社が金融機関ではないのでそのあたりの知識というものについては、個人で勉強するか興味を持つことが必要となってきますので、日常的に会話することはないでしょう。
株の配当金や株主優待は知っている方も多いですが、投資信託、基準価格、分配金の有無、信託報酬手数料、ETFといった用語は知らない方はかなりの人数います。
2017年までは日経平均株価が右肩上がりだった影響と、18年早々に株価が一気に下落、この後、上昇・下落を繰り返していました。そのため新聞・メディアでも株価の恩恵であったり危険性というところを特集したりしていましたので身近になってきていると思っていました。興味を持った方も大勢いたと思います。
それでも株価が大きく下落した時だけ特集されるという特殊性もあり、「投資はやっぱり怖い」というイメージになり、投資に踏み出す人少なかったかもしれません。
投資をする人しない人の格差が広がる
それでも投資を始めた人はこの数年年で資産が増えてきていると思います。特に2019年は年初から現在のところ、株価は右肩上がりですので、株式市場が厳しかった2018年で投資した人もかなり回復してきているのではないでしょうか。
5年前に投資した人と通ししなかった人の差は今歴然です。
100万円を貯金した場合の利息0.02%と投資で運用利回り5%を比較した図です。
貯金の場合、複利計算でも利息は5年で約1000円です(税除く)
しかし投資の場合複利計算だと、5年で約27万円の増加です。
これが10年、15年と続くと、何もせずに貯金だけしてきた人との差は歴然です。
長期投資で最大の武器である複利の雪だるま式効果によって、金融資産は見る見る膨れ上がっていきます。今投資をしている人たちの資産形成が、今後これから目に見えて加速していきます。
投資をしていない人は金融格差という点で危機感を持ったほうがいいと思います。
まとめ
しかし投資は必ず儲かるものではありません。損をすることもありますが、それを長い期間運用することで、損するリスクを限りなく減少させていくことができます。
それが過去20年以上運用した場合のリターン表ですが、必ずプラスになっています。
バブル崩壊や、リーマンショックを乗り越えての数字です。
出典:金融庁HP
もちろん将来を約束する数字ではありませんが、世界経済は今後も発展していくことは経済史からも明らかです。それは今後も同様と考えることは可能です。
もちろんどの国の経済が発展するかは不明ですが、全世界に投資している以上その恩恵はあるはずです。
ですから、今貯金しかしていない人は少しでも投資にお金を回す行動をしてみてはどうでしょうか。
それでは。
投資は自己責任でお願いします。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
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