PayPay1日限定還元キャンペーンで障害発生。でもそのクレームは現場任せ
10月5日、PayPayは1日限りの20%還元キャンペーン「PayPay 感謝デー」が開始されました。
今日に限りPayPayで決済すると還元額を最大20%に増額するものです。
しかし、そのキャンペーン日に便乗してユニクロではPayPayでヒートテックを購入するともう一枚もらえるコラボキャンペーンも開催しました。
その結果土曜日と言うこともあって、ユニクロはお客が殺到しましたが、PayPayのスキャン支払ができない障害が発生しました。
今回は、この事象とそれについて思うことを書きます。
PayPay1日限定還元キャンペーンで障害発生の理由
障害発生は、1日限りのキャンペーン、土曜日、ユニクロでキャンペーンが重なったことでサーバアクセスが集中したことが要因とみられます。
この通信エラーとなったことでユニクロにヒートテックを購入しに来たお客さんからは、バーコード決済ができないクレームが多数報告され、バーコード表示遅延がレジの遅延をさらに倍増させ、せっかく来店してもレジ待ちが大行列であきらめて帰っていくお客もいたようです。
2019年10月5日(1回目/対応済み)
0:11頃から0:27頃まで、PayPay感謝デーキャンペーンの付与額が正しく反映されない
後日改めて進呈すると広報
2019年10月5日(2回目/対応済み)
スキャン支払いの場合、金額入力後に[支払う]をタップ後に、待機画面が表示
決済は完了していない旨の広報
2019年10月5日(3回目/対応済み)
残高の反映・表示、残高を受け取る・送信するが正しく表示されない
2019年10月5日(4回目)
クレジットカードでの支払い、ヤフーカードからのチャージを一時的に停止。
セブン銀行ATMや銀行口座などからPayPay残高へチャージを利用するよう広報
ユニクロの社員さんは悪くないよ。PayPay側がこういった想定に対しサーバアクセス増強対策を実施していないことが原因ですよね。
PayPayは問題発生を利用して知名度向上しているようにみえる
そもそもPayPayはバーコード決済で覇権を握るべくものすごいお金をかけてCMやキャンペーンを展開していますが、たびたび問題を起こしています。
昨年は100億円還元キャンペーンを実施しましたが、決済後にキャンセルをしてポイント還元を不正に行う者や、2重決済されて現金が引き落とされるなどの問題も発生。
決済パスワード上限回数がないことによる不正利用にもつながりました(その後、実損分は補填、対応しています)
しかし、私がどうしようもなくむかつくのはこのPayPay、裏はソフトバンク、ヤフーが母体ですよね。
優秀なエンジニア集団を抱える彼らが、サーバアクセス集中による通信障害を見越せていないということ自体です!
ソフトバンクは「投資ビジネス」企業に成り下がったと言う専門家もいましたが、その通りですね。技術的思考能力が衰えているのでは?
私の勝手な想像ですが、PayPayはこういった問題発生を自分達のビジネスチャンスに展開していくことにうまみを覚えている気がしてなりません。
PayPay側は「問題起こしても、ニュースで取り上げられ多分、さらに知名度向上でウハウハ」と思っているのではないか?
実際のところ、CM費用より、損害賠償金のほうが安いのではないか?
還元キャンペーンを繰り返しても獲得ユーザーが増加していればPayPayの思惑通りとなるわけです。
キャンペーン展開 → 問題発生 → ニュースで放送 → PayPay知名度が上がる(良いか悪いかは別)
私はこういったことを何度も起こしているPayPayは信用していないので使っていません。もしかしたら私と同じような気持ちの人はいるかもしれませんが、でもやっぱり20%還元などのキャンペーン魅力は大きいので使いたくなりますよね。
そう考えると、PayPayのやり方は姑息で大胆ですが、大企業のモラルとしてはあり得ないですね。
まとめ
しかも、今回はユニクロの社員・アルバイトの方がお客さんの矢面にたって対応しました。PayPay側はユニクロの社員の精神的苦痛分、売上機会損失分の補填をすべきと考えますが、両者でどのような契約を交わしているのか不明です。
PayPayもユニクロも経営陣は、現場の混乱は自分たちのことではないので、精神的苦痛は全くありません。結局しわ寄せは現場の人たちに来るわけです。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
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