【米国株】インデックス投資はVTIをおすすめする訳
最近、インデックス投資、高配当投資、個別株投資など様々な議論がされています。
それぞれの投資はそれぞれの良さもあり、人毎の投資方針があるため、どれがいいとか私は論じるつもりはありません。
私はすでに40歳を超えており、大きく動かせるお金もありませんので無理な投資はできません。やっぱり大きく減るのは困るし。
そのため高配当や成長率が期待できる個別株だけの運用は怖いし、今リターンが大きい情報セクター株に偏った運用も振り切ってできない状況です(少しならいいですがね)
そんな背景でも、市場平均のリターンを得るために、コア資産として楽天・全米株式インデックス・ファンドという投資信託をつみたてNISAで購入し、特別口座でドルコスト平均法によるつみたて投資もしています。
楽天・全米株式インデックス・ファンドは米国バンガード社のETFである「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)」に連動した投資信託です。
なぜ米国株VTIではなく、楽天VTIを購入しているかというと、楽天証券でつみたてNISAは投資信託しか対応していません。
また楽天証券で投資信託を楽天カードで購入すると5万円分までは1%である500ポイントが付与される特典があるからです!
今回は平均的なリターンを狙いたい方にVTIをお薦めすべくVTIの内容を紹介します。
VTIの概要
CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動しており、米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%に投資しています。
VOOが米国大型株を中心とした509銘柄に対し、VTIは3579銘柄に投資(2019年12月31日時点)しています。
よって小型株の成長が著しい場合は高いリターンが期待できます。
これを購入するだけで米国市場を丸ごと投資できるので、米国に投資したい!と思ったら悩まずに購入できるファンドです。
VTIの構成銘柄
VTIのセクター比率
セクター | 比率 |
---|---|
テクノロジー | 21.8% |
金融 | 19.4% |
消費サービス | 13.3% |
資本財 | 13.2% |
ヘルスケア | 13.0% |
消費財 | 7.9% |
石油・ガス | 4.1% |
公益 | 3.2% |
素材 | 2.2% |
電気通信 | 1.9% |
合計 | 100.0% |
様々なセクターに分散されていることが良くわかります。
またVTIはよくVOOと比較されます。
違いはVOOは金融セクターが13%と低い、不動産が3%と言う面を除けばほぼ同じです。
上位20銘柄
上位10位は良く出ていますが、20位まで確認してみましょう。
銘柄 | 比率 | |
---|---|---|
1 | Microsoft Corp. | 3.775% |
2 | Apple Inc. | 3.685% |
3 | Amazon.com Inc. | 2.444% |
4 | Facebook Inc. | 1.550% |
5 | Berkshire Hathaway Inc. | 1.347% |
6 | JPMorgan Chase & Co. | 1.289% |
7 | Alphabet Inc. | 1.258% |
8 | Alphabet Inc. Class C | 1.226% |
9 | Johnson & Johnson | 1.205% |
10 | Visa Inc. | 1.010% |
11 | Procter & Gamble Co. | 0.977% |
12 | Exxon Mobil Corp. | 0.927% |
13 | AT&T Inc. | 0.896% |
14 | Bank of America Corp. | 0.895% |
15 | UnitedHealth Group Inc. | 0.874% |
16 | Mastercard Inc. | 0.841% |
17 | Walt Disney Co. | 0.818% |
18 | Intel Corp. | 0.817% |
19 | Verizon Communications Inc. | 0.797% |
20 | Home Depot Inc. | 0.748% |
上位をみるとテクノロジー株が目立ちます。ここ数年の株価上昇の立役者です。
しかしヘルスケアセクターもかなりの比率を占めているはずですが、上位20位までには名前が挙がってきませんね。
VTIのリターンと経費率
経費率
0.03%と圧倒的な低コスト!
これがバンガードの良いところの一つです!
リターン
設定日は2001年5月ですが、設定来リターンが7.57%は素晴らしい!
VOOはS&P500指数に連動しており、バフェットさんが妻への遺言として名言を残した(死んだわけではない)影響もあって人気がありますが、VTIももう少し脚光を浴びてもいいのではないかと私は思います。
配当金と配当利回
配当金 2.904ドル(2019年実績)
配当利回 1.708%(税込)
インデックス投資の割には意外と配当利回りはありますが、1年前の2018年12月の底値120ドルで購入している場合は2.4%となりますので、インカムゲイン、キャピタルゲインの両得ですね。
ただこのETF購入する者は株価の上昇を期待しているはずなので配当利回りは「別に」「むしろなくても良い」という方が多数だと思います。
まとめ
VTIは、ITバブル崩壊後からリーマンショックを乗り越えて、株価停滞時期を含めても7%のリターンをたたき出してきました。
それだけここ数年のリターンが大きかったわけではありますが、このリターンを自分の投資スタイルで成果を出そうとするのは素人には無理だと感じます。
個別銘柄を何種類購入し、保有、売却を繰り返さないといけないのかわかりません。
VTIをドルコスト平均法でつみたて投資する、一度買って保有し続けることができればこれだけの平均的リターンが期待できるわけです。
色々迷った、何購入すべきかわからない、決められないと思った方はVTIか楽天VTIの投資信託を購入していきましょう。
(もちろんVOOやSBIバンガードS&P500の投信でもOK)
それでは。
投資は自己責任でお願いします。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
↓ブログ村ランキングに参加しています。