【米国株】投資初心者は投資信託で米国へ投資をしてみよう
ここ数年で、投資は日本株への投資だけではなく、海外株へも投資しやすくなってきましたと思います。
その中でもネット証券会社は海外株への投資が簡単にできるように環境を整えてきました。
割高だった株式購入手数料や、円からドルに取引する為替手数料も従来と比べ圧倒的に低コストになったので、だれでも気軽に始められるようになりました。
特に米国株はここ数年、NYダウやS&P500などが過去最高値を更新したニュースが報道されており、米国株に投資すれば資産が増える!ということが投資をしない人にも結構伝わってきたことで人気がでています。
しかし、これから米国へ投資をしたい!と考えている人でも、日本株への投資もしたことがないのに米国(または海外)への投資というのは心理的なハードルが高く、投資に躊躇してしまうこともあるかと思います。
しかし、その辺の心配は無用です!
投資初心者でも、まずは証券会社に口座を開設さえすれば米国だけでなく世界へ投資することが可能なんです。
それが投資信託という商品です。
では、投資信託と何か?
どんな商品で米国へ投資するのか?
以上について、投資初心者の方にわかってもらえるように簡単に紹介します。
投資信託とは何?
投資信託とは、投資信託協会のHPより抜粋すると以下の通りです。
「投資信託(ファンド)」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。
「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行います。
ようするに、くだもののリンゴだけを買うのではなく、くだもの盛り合わせを購入するということが「投資信託」というパッケージ商品になります。
そしてその商品は専門家(ファンドマネージャー)が運用しますので、投資素人でも間接的に運用していることになります。
ただし、投資商品ですので運用によっては元本割れを起こすことがあります。
元本保証はないので投資の部類ではミドルリスクミドルリターンの投資商品となるので注意ください。
投資信託の特徴
投資信託には「基準価格」と言うものがありますが、株式投資でいう株価と同様の意味です。
しかし投資信託は1日に1回しか基準価格が算出されません。
そのため株価と同じようにこの金額で購入!売却!ということはできません。
また、基準価額が公表されるのは投資信託の取引の申込を締め切った後で、投資家は当日の基準価額が分からない状況で投資信託の取引を行います。
投資信託のコスト
投資信託は購入して運用するにあたって様々なコストが発生しますが、特に知っておいて欲しい2大コストが「購入手数料」と「信託報酬」です。
この2大コストは商品を選ぶ時に必ずチェックしておくことをお薦めします。
購入手数料
商品購入時に購入価格の数%を販売会社に払います。
ノーロードと呼ばれる手数料無料のものもありますので、原則こちらの商品を選びましょう。なお金融庁が奨励しているつみたてNISA対象商品は、手数料無料の商品しかありません。
信託報酬
投資信託を保有している間、投資信託の保有額に応じて日々支払う費用です。直接支払うのではなく運用資産から間接的に支払われます。
年率でいくら支払うのかは、目論見書などに記載されています。
この年率が低い商品がいわゆる低コスト商品です。
個人的には「インデックスファンド」と呼ばれる部類なら0.2%以下のものをお勧めします。
その他にも以下の費用がありますが、信託報酬に比べれば微々たるコストですのでそこまでチェックする必要はないと思います。
・決算ごとに監査法人から監査を受けるために必要な「監査報酬」
・投資信託が投資する株式などを売買する際に発生する「売買委託手数料」
・投資信託を購入または解約する際、手数料とは別に徴収される「信託財産留保額」
投資信託のメリット
1.様々な企業を組み合わせて購入できる
例えば日本株を購入したいけど、どの企業が成長していくかまではわからないということがあります。
そんな時ニュースでよく見る日経平均株価と同じような銘柄に投資している「投資信託」を購入すれば、日経平均株価と連動するので、ある企業の業績が多少悪くても、その他企業が絶好調なら株価は上がっていきます。
米国投資をしたくても、日本に住んでいて米国企業はどんな企業があるのか?どんな事業なのか?どこまで庶民と密接なのか?考えるともっと難しいと思います。
スーパーならどこか?
食品で定番の会社は?
建築会社ならどこ?
日本ではぱっとわかっても米国企業はわかりませんよね?
もちろん米国にも同様の投資信託は存在するので誰でも簡単にできます!
日本企業を丸ごと投資したい!
米国優良企業のみ投資したい!
米国の高配当企業のみに投資したい!
株式と債券を組み合わせた商品に投資したい!
こういった場合に投資信託を購入することで、個別企業の株式を購入するよりリスクをなるべく押さえ投資ができます。
2.少ない金額から購入できる
投資信託を購入するなら種類が豊富で、低コストの商品から選ぶことができ、100円から投資できるネット証券がおすすめです。
口座開設手続きもネット経由で簡単にできます。
私のおすすめは以下の証券会社です。
・楽天証券
楽天カードで購入すると1%ポイント付与(上限月5万円まで)
楽天ポイントでお金に換えて購入できる
・SBI証券
取扱種類が業界No1と豊富!
SBI証券と連携している住信SBIネット銀行も開設すれば為替コストは最安値の1ドル当たり4銭です。資金移動も即時連携!
一つの商品を100円から購入できるので、少ない金額でも多数の商品を購入することができますし、定期買付設定をすれば毎月1万円と設定し、決まった月日に購入できます。
3.株式、債券、国別など様々な商品に投資できる
投資信託は株式だけを組み合わせたもの、債券だけを組み合わせたもの、株式・債券のハイブリット、不動産や金などの商品もあります。
またそれらをトータルにカバーした商品もあります。
さらには特定の国別だけでなく、先進国や新興国、全世界など様々な地域に投資できるファンドがあるため、組み合わせは多数!
例えばSBI証券なら約2700本の商品が販売されています。
米国へ投資するおすすめ商品
投資信託なら日本でも米国でも、株式でも債券でも簡単に投資できることが分かったと思います。
その中で米国に投資できる商品としては3つ紹介します。
1.楽天・全米株式インデックスファンド
米国の上場企業のほぼ全て(3700銘柄)に投資できる
2.SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
米国の大型優良株約500社に投資(S&P500指数に連動している)
3.eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
日本、米国含む先進国、新興国へこれ一本で全世界の株式へ投資できる
※投信ブロガーがおすすめする、ファンドオブザイヤー2019の第1位
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019
以上の3つ以外にも素晴らしい商品はありますが、今回はこの3つを紹介しました。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)はそもそも世界中の株式へ分散投資が効いています。
楽天全米株式、SBIバンガードS&P500は国は米国のみですが、さまざまな業種の企業の組み合わせのため業種分散は効いています。
ぜひ投資信託で米国への投資をしてみてください。
それでは。
投資は自己責任でお願いします。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
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