コロナショックでNYダウ暴落|でも債券を保有していると下落耐性が強い!
コロナショックを受けてNYダウ、S&P500、NASDAQともに株価は下落しています。
サーキットブレーカーも発動され取引が一時停止になることが2回も起きました。
もちろん日経平均も大きく下げています。
今日もダウは一時2000ドルを超える下落幅を記録しています。
1月末の時点でもパンデミックではあったと思うのですが、一時的に下落してもすぐに回復しまた最高値更新を続けました。それが、ここにきてダムの決壊のような暴落です。
株を保有している人は朝起きれば米国株式市場が毎日のように大幅下落し、日中は日本株も下落しといったニュースなので、そろそろ感覚が麻痺してきている人もいるではないでしょうか?
こんな時はVOOやVTIなどに淡々とつみたて投資を実行し、市場から退場しないことが将来大きく資産を増やすことになります。
暴落したからといって投げ売りしてはいけません。
ただ株式ファンドを保有している方は下落率はこの1週間で10%を超えていますが、債券を組み入れているファンドを保有していると下落耐性がかなり強いことが証明されています。
債券を保有していると下落耐性がどの程度発揮するのか確認します。
eMaxis Slimで下落率を比較
2019年は株式ファンドは上昇し続けていたので、債券を保有している人は少なかったのではないでしょうか?
債券を組み入れることで資産全体の増減については抑えられることはご存知の通りですが、今回は株価が好調なときから債券を保有していたことで、下落幅を抑えられている方はそこまで悲観的ではないかもしれません。
下の表はeMaxis Slimシリーズの3ファンドの2週間のチャートから比較した表です。
青:eMasxis slim 米国株式(S&P500)
赤:eMasxis slim バランス(8資産均等型)
黄緑:eMasxis slim 先進国債券インデックス
当然ですが、青が一番下落率が高いです。
次に赤のバランスファンド、黄緑の債券価格はむしろ上昇していることがわかります。
最高値の2月21日時点から2月28日時点のファンド基準価格を比較するとこんな感じです。
2月21日 | 2月28日 | 下落率 | |
---|---|---|---|
米国株S&P500 | 12,861 | 11,089 | -13.8% |
バランス(8資産) | 11,983 | 11,155 | -6.9% |
先進国債券 | 11,251 | 11,151 | -0.9% |
株式市場だけでは下落率-13.8%と大きいですが、バランス型にすると下落率はほぼ半分の-6.9%に抑えることができます。
資産を大きく増やすことはできませんが、こういった景気後退局面でも大きく資産を減らすこともありません。
また先進国債券だけの場合、株式が14%近く下落しても-0.9%なので影響がほぼないわけです。
コロナウイルス今後の見通し
コロナウイルスの感染拡大はSARSと同じなら終息まで約8か月続くと予想されていますが、これもあくまで予測でしかありません。
それによっては数か月株価は下がり続けるかもしれませんし、これは一時的な調整であって来週には元に戻す動きをするかもしれません。
ただ中国のサプライチェーン影響や観光客によるインバウンド効果はSARSの時と比べて、相当な影響があると報道されていますので、世界中の企業業績に影響を与えますので今後もウォッチは必要です。
そこは神のみぞ知るわけです。
資産運用はこういった時期でも市場から退場しないことが大切と言われていますので、暴落が怖い人は債券を2割~5割を含むPFを作っておくことをお薦めします。
それでは。
投資は自己責任でお願いします。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
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