【2019年版】先進国株式インデックスファンドのコストやリターンを比較!
こんばんは、balbal4です。
先進国株式は今や「信託報酬引き下げ競争」が激化しており、低コストで運用できるのが魅力の一つとなっています。
そうなると実際どの低コストインデックスファンドが一番お薦めなのか?知りたくなりますよね。
ただ、ファンドの運用コストは信託報酬だけではありません。売買委託手数料やその他管理費用等信託報酬以外のいわゆる「隠れコスト」も発生しています。
「信託報酬」+「隠れコスト」=「実質コスト」と呼んでいますが、信託報酬の安さだけに惑わされず、実質コストにも目を向けたほうがいいでしょう。
今回は先進国株式インデックスファンドについて、コストとリターン、純資産額などを比較していきたいと思います。
1.先進国株式インデックスファンドのコスト・純資産額
対象は、「MSCI コクサイ・インデックス」をベンチマークとしているファンドです。
2月時点で信託報酬が0.5%未満のファンドで、償還リスクが低い純資産額が10億円を超えるものから選別しました。
(※)実質コストは信託報酬に実際の運用コストを年率に計算した推定数値ですので、実際の決算数値とは異なる場合があります。
eMAXIS Slim先進国株式インデックス、<購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド は信託報酬値下げ競争で1歩、いや2歩ほど他社をリードしています。
両者が値下げ競争をする中で他社は今のところ追従はしない方針でしょうか。
eMAXIS Slimは実質コスト面で、第2期運用報告を待つ必要はありますが、これも他社より低くなりそうです。さらに三菱UF国際投信は業界最低水準の手数料にこだわっているので、このファンドの純資産額が増加すれば更なる値下げも期待できます。
そうはいっても主要4ファンドでも、信託報酬の差は約0.1%、実質コストでも0.074%です。
コスト競争がここまでくると、あとはベンチマークとの乖離やリターン実績での勝負になると思います。どのファンドも素晴らしいので、ここまでくると自分が応援したくなるファンドを購入すると良いでしょう。
eMAXIS Slim先進国株式インデックス、<購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド 、たわらノーロード先進国株式は純資産額も多く、繰上償還リスクもないのでお勧めです。
2.先進国株式インデックスファンドのコスト差はわずか!
上記以外にもいわゆる低コストファンドはあります。と言っても各ファンドの差は0.1%~0.3%程度とほんの僅かです。
その差は売買手数料とか課税コストとか、ベンチマークとの乖離が発生するような事象があればアッ!という間に消滅します。
低コストにこだわるのは良いのですが、低コストファンドは運用会社に入る利益は少ないということになりますので、運用会社は利益を得るためには純資産額を増やしていく必要があります。
桁違いに低いファンドがでても資金が集まらなければ繰上償還となり、ファンド資金は解散します。そうなっては意味がありません。
どのファンドを購入するか?=自分が応援する!と同じことなので、コストだけでなく、ある程度純資産額と発売開始からの資産増加額も確認することをお勧めします。
そういった意味ではいかに「低コスト」「同型ファンドに比べてコスパが良い!」「今後も安心して投資できる」ファンドを選択するかが重要になってきます。
3.先進国株式インデックスファンドのリターンについて
シャープレシオは、ポートフォリオにおける超過リターンのリスクに占める割合(比率)ですので、高いほうが収益にブレなく効率的な運用ができていると評価できます。
標準偏差は収益のブレ幅を指します。
例:平均リターンが3%、標準偏差が20%のファンドであれば、一年後のリターンが「プラス23%~マイナス17%に収まる確率は約68%」「プラス43%~マイナス37%に収まる確率は約95%」ということになります。
参考:モーニングスター社HPより
運用も5年を過ぎているニッセイが、少しだけぶれ幅が少ないようですが、1年では比べられないのが正直なところ。
また配当込み指数と配当除く指数では、配当込みのほうがリターン実績が指数に対しプラスにブレる傾向がありますので、ここはよく確認する必要があります。
配当込みでベンチマークと同じリターンでしたらベンチマークとの乖離は運用管理手数料の差異だけなので比較も簡単なんですがね。
それでは。
ただし投資は自己責任でお願いします。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
↓ブログ村ランキングに参加しています。