会社員の資産運用ブログ

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タクシー運賃が乗車前に確定される新ルール改正はぜひやってほしい

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こんばんは、balbal4です。

「タクシー運賃を乗車前に確定させるサービス」を導入するべく、年内ルールを改正するという話を聞いたのでここ最近のタクシー業界ニュースについて感想です。

タクシー運賃を乗車前に確定 国交省、配車アプリ活用で認可へ - SankeiBiz(サンケイビズ)

要約すると、

・国交省がタクシー運賃のルール見直し、年内にもサービス開始

・運賃がわからないことによる乗客の不安解消と利便性を高める

・アプリで乗車予定と降車予定を入力すると、自動計算で運賃計算

・渋滞や平日・休日に関係なく経路によって料金が確定し不公平が生じない

こんな感じらしいです。これだけ読むとぜひやってほしいと思います。

 

乗車前に運賃がわかれば利用者も安心でい利便性も高まる

乗車運賃なんて、毎回病院や通勤で使っている方や、最寄り駅から自宅までなどの慣れた道なら把握できますがそんなに頻繁にタクシー乗る人は限られているでしょう。

スマホアプリでおおよその金額は把握できますが、実際乗ったら道順や渋滞具合によっては金額も異なります。

また、初めての地域で乗車する場合などは特に料金面で不安ですから、外の景色を楽しむこともできないです(笑)

そういうわけで、この仕組みはいいと思います。記事では実証実験でも料金乖離率は0.6%程度とありましたので、タクシー運転手の方も利便性が高まるので期待しているのではないかと思います。

私は経験がありませんが、わざと迂回して料金を多くさせる運転手がいるそうですが、そういうテクニック?も淘汰され公平性がでてくることが期待できます。

 

相乗り型タクシーは利用者が増えるのを待つしかない

また、これとは別に政府は「相乗り型タクシー」の検討もしています。

相乗りタクシー解禁へ 距離に応じて割り勘精算 :日本経済新聞

相乗り型タクシーとは、タクシーに乗りたいAさんがアプリで乗車位置、降車置を事前に決めて、同様の目的地へ行く人をアプリで組み合わせるサービス。利用料金は距離に応じて割り勘となり通常利用より安くなるといわれています。

実験期間ではマッチング率は低かったようですが、これも取り組んで、やってみて、広まれば最適な使い方が見つかってくるのではないかと思います。

一部では乗客から、知らない人と乗車するのは心配という声が上がったようですが、そんな人は利用しなければいいだけの話です。

安く乗りたい、でも見知らぬ他人と乗るのは嫌!なんてただのわがままでしょう。

タクシー運転手へのインタビューでも、東京五輪に向けてタクシー台数は不足する中で効率良くお客さんを運べるということで好印象の様子です。

 

ライドシェア反対にタクシー400台集まる

しかし一方、3月7日にタクシー約400台が経済産業省を取り囲み「ライドシェア反対」活動が起こりました。

タクシー約400台 経済産業省を取り囲みライドシェア反対デモ - ライブドアニュース

ライドシェアとは、スマートフォンアプリで配車を依頼すると、一般ドライバーが自家用車で迎えに行き目的地まで運ぶサービスです。スマートフォンの普及やアプリ開発などにより、すでにアメリカや中国など世界中で爆発的に普及している。

日本ではいわゆる「白タク」に該当するため禁止でしたが、日本でも一部過疎地域の地方では解禁されているようです。

これに対し、タクシー運転手の方の意見は

「仕事とられるのも嫌だし、これだけタクシーが多いのに素人のドライバーさんが出てくるのも危ない」

「ライドシェアが広まると我々の賃金も当然下がることになる。そうすると生活できなくなる」

などの意見が上がっています。

アメリカニューヨークでも有名なウーバー(Uber)の参入などで同様の懸念がある中、ライドシェアを導入。タクシー業界の反対が起こりました。結果的にはラドシェアの台数規制をすることが議会で可決され、タクシー事業者とライドシェア事業者では摩擦が起きています。

 

まとめ

料金の事前確定、相乗り型タクシー導入は運転手同様、私もいいと思います。

ライドシェアは、タクシー運転手さんの気持ちもわかります。うん、わかりますよ。

でもタクシー運転手でも稼ぐ人はいますし、ライドシェアの導入でこの先タクシー業界はダメだと思ったら、見切りをつけ転職するという選択肢もあるわけです。

工場だってオートメーション化、事務職だってAIやRPAの自動化の波でリストラが進んでいるところもあるわけなので。

確かに消費者側にとってライドシェアは便利かもしれませんが、素人が運転する車に乗るのでそれが不安な人は乗らないでしょうし、運転する側もきっと知らない人を乗せるのは怖いはずです。

だから、そういった気概をもった人たちだけが、乗せたり、乗ったりするわけですので住み分けはできてくると思うんですよね。

結局、産業に新しい波や技術が導入され、従来の構造が変わってくるのは日本のどの産業でも同じなんだと思います。

反対もいいですけど、代替案や変革をチャンスにしないと、企業も生き残れないので、我々会社員(社畜)は一生懸命取り組むしかありません。

 

それでは。