つみたてNISAの期間延長を政府が検討!20年間のつみたて期間を確保
先週、政府与党が「「少額投資非課税制度(NISA)」の一つである「つみたてNISA」の投資期限を今の2037年から延長し、20年間の積立期間を確保する方向で調整に入った」と報じられました。
つみたてNISA期間延長の狙い
つみたてNISAは1年間で株式投資信託の投資額は40万円が上限で、その運用益20年間非課税となる制度です。
だから比較的若い世代(20代~40代)をメインターゲット層にしており(と自分は感じる)、政府は「貯蓄から投資へ」の流れを加速させたい狙いがあります。
そして、つみたてNISAの現在の制度はこちら。
現状の制度では、2037年に積み立てた人は、2056年まで20年間つみたて可能ですが、もし今から始めても2018年の枠は使えませんので、40万円×19年分しかつみたてできないことになります。
来年から始めたら18年間しかできません。
今のつみたてNISAは欠陥制度か?
現状のつみたてNISAは、欠陥があると思います。
つみたてNISAが利用できる人は20歳以上です。
よって今15歳の人が20歳になってやっとつみたてNISAができるようになっても、すでに6年は経過しているわけで、14年間(40万円×14年=560万円)分しか投資できないわけです。
政府与党が来年度の与党税制改正大綱に盛り込もうとしている内容は、つみたてNISA開始時期にかかわらず20年間投資を確保できるように延長・恒久化を求めているということです。
これで誰でも20年間の投資期間が確保されるわけになるので、世代間格差はなくなりそうです。
ただ「恒久化」ということはどういった方向でしょうか?2037年という期間がなくなることならば、毎年40万円までのつみたて投資についてはその運用益は非課税ということですので、私が現役を引退したあとも使えるし、私の子供の世代も長く使えるということでしょうか?
なお、2018年のときは非課税期間の延長は見送りとなっています。まずは、来年度の税制改正大綱に注目です。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
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