スコッチグレインへ革靴を修理依頼|足に馴染んでいるので長く使える
(2020年5月5日:一部記事を更新)
私は職場に通勤する会社員ですので、基本はスーツに革靴で出勤しています。
当社もドレスコードはだいぶ緩くなりましたが、20年近くサラリーマン生活していると結局スーツが「楽」なのです。
スーツは4~5着で着回しできます。
私服のセンスが皆無でユニクロしか持っていない私はスーツ出勤の方がなんだかんだで便利です。
スーツ着ているだけで仕事できる感だったりカッコよさも若干UPしますが(笑)
そんな私なので、革靴は入社当時はリーガルで2足のローテーションでしたが30歳前にして「スコッチグレイン」という靴に出会ってから現在6足保有し(1足はダメになりすぎて廃棄しましたが)ローテーションで履いています。
そんなスコッチグレインのシャインオアレインという、雨の日でも履きやすい靴をこの前修理に出したのですが、これが戻ってきたので記事にします。
スコッチグレインって何?
スコッチグレンとは、東京墨田区にある中小企業「株式会社ヒロカワ製靴 」が一貫生産する革靴のブランドです。
メイドインジャパン製品として、日本人の足に合う木型を使い、グッドイヤーウェルト製法を採用して履き心地にこだわっています。
・特に素材は職人でもある社長が世界中より厳選した最高の素材を使用。
・こだわりの足木型は長年積み重ねてきた職人の経験をもとに日本人にあうベース。
・創業当時から続くグッドイヤーウェルト製法。
グッドイヤーウェルト製法とは、以下の記事を読んでもらえればわかると思いますのでここでは割愛します。
読むのが面倒な方、簡単に説明しておきます。
グッドイヤーウェルト製法の特徴
1.複雑な縫合による耐久性があること
2.靴の内部から外側にかけて隙間がない構造のため、耐水性に優れている
3.インソールの中にコルクがたっぷりと敷き詰められているため、革靴を履いて歩くたびにコルクが沈み、足に馴染む履き心地になる
4.ウェルトや詰め物によって分厚いソールを持つため、歩行に振り子のような動きを与える重さがある
5.直接縫合されていないアッパーとアウトソールのため交換修理が可能
ちなみに、このスコッチグレン。池袋や有楽町で数日間セールを実施するときがありますが、大人気です!
少し前に有楽町交通会館で実際されたセールに平日会社帰りに行きましたが、サラリーマンで入場の行列ができていました。
皆さん必ず1足は購入していく。すごい人は5足くらいまとめて購入していきます。
セール期間は目玉品(傷あり、サイズ限定)があれば1足2万円程度で購入もできますので、最初の1足目にお試し購入にはお薦めかもしれません。
セール期間は普段4万円の靴が3万円だったりとお得感満載です。
スコッチグレインを私が気に入った理由
そもそもスコッチグレインの存在を知ったのは、ガイアの夜明けで放送されたから。
実際に購入してみて私が気に入ったのは、製法による適度な重さや足になじむ履き心地が良かったからです。
履きなじんだ時の履き心地は、安い革靴と比べても全然違います!
私はこれを履いたら、他の革靴は履けなくなってしまいました。
さらに魅力的なところは墨田区の下町で作られた、職人の手作りによるメイドインジャパン製品、それでいてコストパフォーマンスが良いことでした。
1足あたり30,000円~43,000円(税抜)が最多価格帯です。高級品は60,000円以上します。
ちなみに高級品の靴を購入するとシューキーパーが木製のちょっと良いものが付いてきます(多分普通に購入すると2,000円~5,000円はする)
低価格帯だとプラスチックのシューキーパーです。
スコッチグレインは専門の修理店がある
スコッチグレイン専門の靴修理店として「匠ジャパン」があります。
長く革靴を履くコツは数足揃えて、ローテーションで履くことです。
またスコッチグレインは雨の日用に履けるソールがゴムで滑りにくい靴もありますので、ここで揃えれば何も問題ありません。
また革靴は足になじむまで時間がかかります。せっかく足になじんだ革靴を古くなった、壊れたからといって捨てるのはもったいないです。
そんな時、靴の修理を専門店で行ってくれるというのはブランド品を購入したユーザーにはうれしいことだと思います。
さらにうれしいことに、靴の修理に出すと中敷・靴ヒモ(丸紐に限る)を無料交換してくれ、ワックス仕上げ(靴磨き)でピカピカになって帰ってきます!
今コロナ禍で外出できませんが、匠ジャパンは宅配で送れば修理してくれます!
テレワークで仕事場に行く回数も減っているなら、今こそメンテナンスのチャンスです!
もしスコッチグレインの靴を持っていない人は革靴の棚卸をして、外出制限が解かれたらスコッチグレインに足を運んでみてください!
今回修理に出した靴
今回は、靴中のかかと部分と、靴の中の小指上あたりの部分が剥げてきたことで、水が浸透しないように直しを依頼しました。
HPでは「腰裏直し」と記載していますが、ようするに補強修理ですね。
9月に修理に出したので1足(右足+左足)4カ所直して約5,000円程度でした。
(領収書失くして、ポイントを利用したので正確な金額を覚えていません)
修理は「匠ジャパン」に送料は自分負担で指定フォーマットに記入して送るか、店舗へ持ち込みになります。
私は店舗へ持ち込んでいつも修理を依頼します。
(オールソール、ヒールは2回修理依頼をしたことがあります)
今回修理から返ってきた「シャインオアレインⅢ」
これは2009年の福袋ならぬ福箱で購入。もう10年近く履いています!
福箱は1足はHPで確認できるが、2足目は数種類の中から何が入っているか届いてからのお楽しみというもの。そしてすぐに売り切れになるぞ!
2足で3万円(税抜)だった記憶があるが、今では買えない安さです!
かかとの破れ(これは違う靴ですがこんな感じ)
かかと修理後(きれいになりました)
中敷きの比較(左:古い、右:新しい)
靴修理の料金について
スコッチグレイン
オールソール 11,500円~14,500円
ソール・化粧直し 4,000円
腰裏直し(必要な場合は腰テープ含む) 4,000円(今回はコレ)
ミスターミニット(靴・カバンの修理専門店舗)
オールソール 10,000円~22,000円
かかと 2,600円~
履き口の汚れや破れの修理 4,000円
値段は税抜きですが、どちらも変わりはありませんね。
またスコッチグレインは、オールソール、ソールも裏側はバリエーションが豊かです。
中敷き・靴ひもも交換してくれますし、靴磨きもサービス料金込みですので、こっちがお得かもしれません。
ミスターミニットは修理に靴磨きは別料金のようですね。(500円~1000円)
コストフォーマンスが最高
スコッチグレインはお店に行けば3万円代から購入できます。
また年に数回実施するセールに行けば2万円代から購入可能です。
これを5年程度履いて、修理に出せば履きならした靴を1足購入するより安い値段で、履き心地は今まで通り、でも見た目は新品の靴として復活します。
修理箇所が多ければ費用はかさんでしまいますが、安い革靴でも1足1万円程度はします。
毎年1万、2万と靴購入に費用を費やすならば、履き慣れた靴を修理して愛着をもって履き続けてみてはどうでしょうか?
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
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