【過去最高値更新中】好調な米国に長期投資できる3つの投資信託
連日過去最高値を更新している米国株式市場です。
これだけ株価が上がると高すぎる!と思って投資をためらってしまう方も多いと思います。しかし米国はこれからも株価の調整を繰り返しながらも成長し続けると私は思っています。
それは日本人の私以上に、アメリカ国民3億人以上がそう思っていることでしょう。
現にITバブル崩壊後の2000年からは同時多発テロ、サブプライムローン問題、リーマンショックなどありましたが、結果的には米国経済は大きく上昇しました。それを牽引したひとつがITのテクノロジーです。
将来のことはわかりませんが、それでも今後同じよう成長する確率は高いと思います。
10年後、20年後、30年後に資産を大きく増やすためにも少額から米国に投資できる投資信託を3つ紹介します。
アメリカ人のリスク金融資産は日本人の2.5倍
アメリカ人は投資好きと言われています。
本当に好きかどうかはわかりませんが、金融庁が平成29年に発表しているデータによると、日本人の家計金融資産の50%超が預貯金であるのに対し、アメリカ人はわずか13%です。
そのかわり株式・投信などのリスク資産50%保有しておりこれは日本人の19%の約2.5倍になります。
(出典:金融庁HP)
アメリカ人が投資先に選ぶのは、自国である米国全体の経済成長に賭ける米国株式インデックスファンドと、全世界株式インデックスファンドが多いと聞きます。
第2次大戦以降、アメリカは自国経済の発展と、米国企業がグローバルで活躍し世界経済の中心として発展させてきたという自負があるので、アメリカ人は今後も自国・全世界に投資していれば資産を大きく増やすことができると考えが刷り込まれているのだと思います。
逆に日本人は高度経済成長期から貯金しておけば利息で資産が大きく増えることを経験してきたため、バブル崩壊から30年経過してもまだまだ国民全体に資産運用の意識が根付いていないというのが現状です。
そのために金融庁がNISA制度をつくって、国民に資産形成を積極的に促しているわけです。
米国と英国と日本の資産増加の差がありすぎる
下記の図は過去20年間で資産がどれだけ増えたのか各国比較した図です。
図からわかる通り、アメリカは過去20年で資産を2.9倍に増やしていますが、日本はたった1.4倍しか増えていません。
(出典:金融庁HP)
アメリカ人は米国や全世界に投資をして大きく資産を増やしてきました。
将来は確実とは言えませんが、それでも過去の実績から今後も米国が世界経済の牽引していく可能性はものすごく高いです。
そのような可能性しかない米国に投資することは今からでも遅くありません。
米国のみに投資
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
(愛称:SBIバンガードS&P500)
米国にはNYダウ同様に、代表的な株価指数としてS&P500があります。
S&P500はニューヨーク証券取引所、NASDAQ等に上場している銘柄から代表的な500銘柄を時価総額で加重平均し指数化しています。
これに連動したETF(上場投資信託証券)として米国バンガード社のインデックスETF「バンガード®・S&P 500 ETF」(通称:VOO)があります。
VOOは基本的には1株からドルでしか購入出来ませんが、このVOOを日本円で買い付けるだけのファンドとして発売したのがSBI・バンガードS&P 500です。
これひとつで米国の代表的な500銘柄に投資できます。
米国企業といってもグローバ展開している企業が多数あるので、実質世界に投資しているとも考えられます。
先進国に投資
eMAXIS Slim先進国株式インデックス
日本を除く先進国22カ国の株式市場に投資しています。MSCIコクサイ・インデックスを指数に連動した投資成果を目指しています。
米国への投資比率は直近の報告書によると66%程度です(しかも上位10銘柄のうち米国企業は9銘柄、10位はネスレです)
米国以外の先進国にもグローバルな企業はたくさんあります。
先進国の大型優良株を取り入れたい!米国のみは地政学的に分散されていないから怖い!など言うかたにはならこれをおすすめをします。
全世界に投資
楽天・全世界株式インデックス・ファンド
先ほど紹介した米国バンガード社はFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する「バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF」(通称:VT)を販売しています。
(「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」は、大型株、中型株および小型株まで網羅する、全世界の株式市場の動向を表す時価総額加重平均型の株価指数です)
VTは大型株、中型株、小型株から構成され、先進国、新興国合わせて約47か国、およそ8000銘柄に投資されています。
楽天全世界株式ファンドもこれに連動して、現在8147銘柄に投資しており世界の株式市場の約85%をカバーしています。
このファンド一本で究極の世界分散投資をしていることになります。
ただし、米国への投資比率は55%となっておりますので好調な米国市場の恩恵を受ける反面、不調も大きく米国経済に依存します。
もう少しカントリーリスクを分散したい方は別のファンドと一緒に購入して構成比率を決めてください。
まとめ
今回紹介したファンドはどれも信託報酬がトップクラスで低コストであり、純資産額も多く、現在米国株が好調なこともあり大幅な資産流入も続いています。
早期償還リスクはほぼありませんので、米国株式市場に長期に渡って投資し続けることが可能です。
このほかにも、株式と債券などバランス良く1本で購入するファンドもありますが、その場合は米国比率はもっと下がります。
投資による資産形成を図るならつみたてNISAの活用をお勧めします。
それでは。
投資は自己責任でお願いします。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
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