【米国ETFの配当利回り】VYM3.6%、SPYD5.6%とさらに高配当に!
9日のNYダウは-2000ドル超えの-7.79%の大幅下落でした。
S&P500も-225ドルと-7.60%の下落。取引開始直後にはサーキットブレーカーが発動し15分間の取引停止となるほど売りが殺到しました。
そんな状態ですので、米国の高配当ETFとして私が保有している、VYM・SPYDの配当利回りが以下の通り高くなっています。
(単位:ドル)
銘柄 | 本日 始値 |
配当金 実績 |
配当 利回り |
---|---|---|---|
VYM | 79.20 | 2.84 | 3.59% |
SPYD | 31.00 | 1.75 | 5.63% |
またどちらも3月が配当月ですので、これから購入すれば配当金がゲットできます。
今回の記事はVYM、SPYDの配当金利回りと過去配当金推移を確認します。
VYMの概要について
名称:バンガード 米国高配当株式ETF
指数:FTSEグローバル・エクイティ・インデックス・シリーズ
経費率:0.06%
配当月:3月、6月、9月、12月
特徴:米国の高配当銘柄400銘柄以上
配当利回りは今日の始値79.2ドル換算の場合、2019年配当実績2.84ドルで計算すると、3.59%と高配当利回りですね。
経費率も0.06%と申し分ない低さです。
JPモルガン、ジョンソンエンドジョンソン、P&G、インテルなどの米国大型企業400社以上から構成されており、銘柄分散もされておりリスク分散も効いています。
VYMのセクター別構成比率
セクター | 比率 |
---|---|
金融 | 18.7% |
生活必需品 | 14.2% |
ヘルスケア | 13.6% |
テクノロジー | 10.7% |
公益事業 | 9.6% |
一般消費財 | 9.1% |
資本財 | 8.1% |
エネルギー | 7.6% |
通信サービス | 5.1% |
素材 | 3.3% |
不動産 | 0.0% |
VYMの過去の配当金推移
2016年は2.2ドル、2019年は2.84ドルと3年で1.3倍に増加しており利回りは2%後半でした。
現在の3%を超える利回りはかなり魅力的です。
今回のコロナショックで6月決算から、もしかすると配当金減配企業もあるかもしれませんが、株価自体が下がっているので3%以上の配当利回りは確保できるかもしれません(憶測ですが)
SPYDの概要について
名称:SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF
指数:S&P500高配当指数
経費率:0.07%
配当月:3月、6月、9月、12月
特徴:S&P500の銘柄rのうち、高配当の上位80銘柄が対象
配当利回りは今日の始値31.0ドル換算では、2019年配当実績1.75ドルで計算すると、5.63%とかなり高配当利回りとなります。
配当利回りが4%後半でも高いとされていたので、今回5%を大きく超えたことはかなりお買い得になったと思います。
ただ巷で言われているように、SPYDはVOOやVYMなどに比べ暴落時の株価下落幅は大きかったのでそこは注意して購入を検討してください。
SPYDはS&P500の構成銘柄から配当利回りが高い上位80銘柄を均等配分で構成されています。
もし配当金の減配となると上位80銘柄から自動的に外されることもありえるわけです。
現在の1株30ドルあたりで購入できれば、配当実績が落ちない限りは高配当利回りが期待できます。
そのあたりも投資家に人気の秘密ですね。
しかし気を付けて欲しいのは、配当金が多い企業でも無理して配当支払いしているゾンビ企業もありますので、銘柄入れ替えがあるといっても構成銘柄には注意してください。
上位に上がってきた銘柄が低い配当額で凌ぎを削った場合は配当金も下がります。
SPYDのセクター別構成比率
セクター | 比率 |
---|---|
不動産 | 17.5% |
一般消費財 | 16.8% |
エネルギー | 12.1% |
公益事業 | 10.7% |
生活必需品 | 10.2% |
金融 | 9.7% |
テクノロジー | 6.9% |
通信サービス | 5.4% |
素材 | 5.2% |
ヘルスケア | 3.0% |
資本財 | 2.5% |
SPYDの過去の配当金推移
配当利回りも過去4%~5%内で推移しています。
構成銘柄のトップは不動産(REIT)のため高配当となりますので配当利回りが高くなっています
しかしこのコロナの影響で、ホテル需要は感染拡大が終息すれば回復しやすいと思いますが、オフィス需要は企業の倒産、規模縮小、財務緊縮などで空きがでるとなかなか埋まらないという面もあり、そのあたりがどのように株価や配当金に影響するのか不明です。
またエネルギーセクターは原油価格の下落にともなって今かなり売られています。
もともと配当金が高いエネルギーセクターが減配となると配当金は減るので利回りは下がることも覚悟してください。
まとめ
SPYDは高配当ですが不動産セクター比率が高い、銘柄はなじみが薄いなど投資対象としてはイマイチ不明点もあります。
そういったリスクが自分の納得できる範囲かどうか見極めたほうが良いと思いますので、サテライト資産として購入するのがおすすめです。
VYMは2006年の設定来リーマンショックも乗り越えて、運用利回りも8%という超優良ETFですので、今後も回復して上昇していくと予想しています。
そのためコア資産として組み入れてもいいでしょう。
私は資産の5割は楽天VTI、2割はVYMにしていきたいと今PFを作っているので、もう少し買い増ししていく予定です。
VYMとSPYDの記事
暴落の対処法の記事はこちら
それでは。
投資は自己責任でお願いします。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
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